オーエヌ工業株式会社は、1964年にステンレス製品の生産を開始し、業界で長い実績を持つ老舗企業です。日本トップクラスの鋳造・加工技術と最新設備を導入し、鋳造から完成品までの一貫生産体制を構築しています。本記事では、オーエヌ工業の会社概要や強み、取り扱い製品について詳しく紹介するとともに、鋳造・加工の悩みを相談できるおすすめの企業も併せて紹介。鋳造・加工に関する課題解決を目指す方は、参考にしてみましょう。目次オーエヌ工業株式会社の会社概要引用元:オーエヌ工業株式会社公式HP会社名オーエヌ工業株式会社本社所在地〒708-0011岡山県津山市上田邑3235-2電話番号0868-28-0171設立1964年12月事業内容ナイスジョイント、継手、バルブ、ステンレス鋳物の製造・加工・販売公式サイトURLhttps://www.onk-net.co.jp/ja/corporate/オーエヌ工業株式会社は、1964年に創業し、業界に先駆けてステンレス製品の生産を開始した企業です。岡山県津山市に本社を置き、ナイスジョイント、継手、バルブ、ステンレス鋳物の製造・加工・販売を行っています。オーエヌ工業株式会社の強み3選引用元:オーエヌ工業株式会社公式HPオーエヌ工業株式会社は、長年のステンレス製品製造で培った高い技術力と万全の品質管理体制を強みとしています。自社一貫生産による品質保証、多様な鋳造方法に対応する提案力、そして圧力容器・配管部品における専門性が特に評価されています。そんなオーエヌ工業株式会社の強みを詳しくみていきましょう。①安心の自社一貫生産オーエヌ工業では、アルカリフェノール鋳造を自社工場で設計から鋳造、加工、検査、出荷まで一貫して行っています。これにより品質管理が徹底され、安定した高品質製品の供給が可能になります。ロストワックス鋳造は主に海外協力工場で生産していますが、オーエヌ工業が窓口となり納期・品質管理することで、すべての製品において高い品質基準を維持しています。国内での一貫生産体制は製品の安全性と信頼性を高め、顧客からの信頼獲得につながっています。②鋳造方法の提案力オーエヌ工業は、アルカリフェノール鋳造、ロストワックス鋳造、一部シェルモールド鋳造など複数の鋳造方法に対応しており、製品形状や仕様に合わせて最適な鋳造プロセスを提案する力を持っています。また、鋳造シミュレーションを用いた解析技術により、鋳物特有の欠陥対策を実施し、高品質な製品製造を実現。豊富な経験と技術力に基づく提案により、顧客のニーズに最適な製品開発が可能となり、コスト削減や品質向上に貢献しているのが強みです。③圧力容器・配管部品の専門性オーエヌ工業は業界トップのステンレス継手メーカーとしてのノウハウを活かし、加工から気密検査まで社内で一貫して実施。継手・バルブ部品はもちろん、給水機器やマニホールドなど、気密性を要する鋳物製品を得意としています。特に、長年の実績に裏打ちされた技術力と専門知識により、高い性能と安全性を備えた圧力容器・配管部品を提供し、産業インフラの重要な一部として多くの現場で重宝されているのが特徴です。鋳物の製造プロセスまで知りたい方はこちら鋳物とは?その特徴や製造プロセスまでを徹底解説オーエヌ工業株式会社の取り扱い製品3選引用元:オーエヌ工業株式会社公式HPオーエヌ工業株式会社は、ステンレス製品の専門メーカーとして、ねじ込み継手、ステンレス鋳物、ナイスジョイントなどの高品質製品を提供しています。代表的なものをいくつかみていきましょう。①ねじ込み継手ねじ込み継手は、日本トップクラスの鋳造・加工技術と最新鋭の設備を活用して製造されています。鋳造から完成品に至るまで、完全な品質管理のもとで生産され、安定した製品供給を実現。主要部品は社内加工を行い、ステンレス鋳物については加工後に全数リークテストを実施するなど、徹底した品質管理体制を敷いています。また、上記の品質管理体制により、ねじ込み継手は、高い信頼性と耐久性を備えているのが強みです。②ステンレス鋳物オーエヌ工業が、取り扱うステンレス鋳物には、「SCS13(SUS304相当品)」、「SCS14(SUS316相当品)」などがあります。「SCS13」は、耐熱鋼として最も広く使用され、食品設備、一般化学設備、原子力などの用途で活用。「SCS14」は、海水をはじめ各種媒質に対してSCS13より優れた耐食性があり、特に耐孔食材料として評価されています。③ナイスジョイント「ナイスジョイント」は、オーエヌ工業が開発した革新的な配管継手製品です。高水圧状態の配管でも優れた性能を発揮し、メカニカル継手の消火管として日本初の消防法認定製品となりました。また、世界初の耐震耐久性給排水継手としても知られ、第5回ものづくり日本大賞特別賞を受賞しています。建築基準法で定められた基準の2.5倍以上の耐震性を持ち、阪神淡路大震災や東日本大震災でもその堅牢さが証明され、水のライフラインを守りました。さらに、施工の簡便さも大きな特徴です。従来の工法では鋼管にネジを切るなどの高度な技術が求められましたが、拡管式のナイスジョイントは専用の拡管機を使えば誰でも簡単に加工できます。オーエヌ工業株式会社の口コミ・評判引用元:オーエヌ工業株式会社公式HPオーエヌ工業株式会社に関する口コミや評判は、製品の品質や使いやすさについて言及したものが多く見られます。実際の利用者の声を、製品の特性や自社のニーズとの適合性の判断基準にしましょう。部品の精密さに満足精密部品。物流団地です。引用元:Googleの口コミ口コミからは、オーエヌ工業の製品が精密な部品として評価されているのが分かります。同社の技術力と品質管理の高さは、実際のユーザーからも認められているため、安心して活用できますナイスジョイントが便利ステン給湯・給水配管接続継手で、止水バルブが取付出来て便利です。引用元:モノタロウナイスジョイントの機能性と使いやすさは口コミで好評価です。特に、止水バルブの取り付けができる点が利便性として評価されています。使いにくい製品があるナイスジョイント本当に扱いにくいです。何より、仕込み配管で使用するのは本当にやめましょう。引用元:Googleの口コミ好意的な口コミがある一方で、ナイスジョイントの使用感について否定的な意見もありました。口コミでは、仕込み配管での使用に関しては不向きという指摘があり、製品の用途や使用環境によっては課題があるようです。製品選定時には用途に合った選択をするのが良いでしょう。鋳造・加工の悩みを相談したいおすすめ3社引用元:株式会社須藤機械公式HP鋳造や加工に関する課題解決を目指す方に向けて、オーエヌ工業以外にも相談できるおすすめの企業を紹介します。それぞれ異なる強みと特徴を持つ企業なので、自社のニーズに最も適した企業を選ぶ参考にしてみましょう。1.株式会社須藤機械引用元:株式会社須藤機械公式HP会社名株式会社須藤機械本社所在地〒379-2203群馬県伊勢崎市曲沢町685-8電話番号0270-62-8288設立1949年2月事業内容自動車部品、商用車部品、船舶部品、農業用機械部品、建設機械部品、工作機械部品、半導体装置関連部品など公式サイトURLhttps://sudokikai.com/株式会社須藤機械は、群馬県伊勢崎市に本社を置く鋳物加工の専門企業です。1949年の創業以来、70年以上にわたり高精度な鋳物加工技術を磨き続けています。小ロット多品種生産に注力しており、商用車や建機、医療機器など幅広い分野の部品製造に対応。鋳物など素形材の高精度加工に特化し、素材の選定から加工技術、表面処理まで専門的な知識を活かした包括的なアプローチでの提案力が強みです。特に「数百~数千個」の中量産を得意としており、様々な業界の製品を製造してきた実績があります。また、素材調達から精密加工、表面処理(メッキ、熱処理、塗装など)まで一貫対応が可能で、協力企業とのネットワークを活かしてアルミダイカスト、鋳鉄、ロストワックス材など多様な鋳造に対応しているのが特徴です。株式会社須藤機械の公式サイトはこちら!信頼と実績|高品質高精度の鋳造加工を実現する株式会社須藤機械須藤機械株式会社への依頼はこんな人におすすめこんな会社に依頼したいと思っている方も多いのではないでしょうか?精密な工作機械を必要とする製造業生産性向上を目指す中小企業機械のアフターフォローを重視する操作性や耐久性を重視する最新技術を活用した生産設備を導入したいトラブル対応が早いサポートを求めるこんな理想を持っている方には、須藤機械株式会社への依頼がおすすめです。須藤機械株式会社は、高精度な工作機械を提供し、安心できるフォロー体制を整えています。須藤機械株式会社に依頼したい!と思った方はまずは須藤機械株式会社の公式サイトを覗いてみてはいかがでしょうか?須藤機械株式会社の公式サイトを覗いてみる2.株式会社神戸製鋼所引用元:株式会社神戸製鋼所公式HP会社名株式会社神戸製鋼所本社所在地(神戸本社)〒651-8585兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通2-2-4電話番号078-261-5111設立1911年6月事業内容条鋼(普通線材、特殊線材、特殊鋼線材、普通鋼棒鋼、特殊鋼棒鋼)、鋼板(厚板、中板、薄板(熱延・冷延・表面処理))、アルミ圧延品(飲料缶用アルミ板、自動車用アルミ板、熱交換器用アルミ板、磁気ディスク用アルミ基板)、鋼片、鋳物用銑、製鋼用銑、スラグ製品、建材、各種特殊鋼製品、各種鋼線など公式サイトURLhttps://www.kobelco.co.jp/株式会社神戸製鋼所は、1911年の設立以来、100年以上にわたり日本の素材産業をリードしてきた総合材料メーカーです。鉄鋼・アルミ・銅などの素材から、産業機械、エンジニアリング、電力事業まで幅広い分野で事業を展開しています。特に鋳鍛鋼製品では、世界シェア40%を誇る船舶エンジン用クランクシャフトをはじめ、高い技術力と品質で国際市場での評価を確立しているのが特徴です。また、株式会社神戸製鋼所の強みは、国内トップシェアを誇る多数の製品を持つことです。新幹線形材やアルミボトル缶材(国内シェア70%)など独自の付加価値が高く評価される製品を多数展開。鉄鋼やアルミの生産などを行う「素材系事業」、産業用機械やエンジニアリングを行う「機械系事業」、そして「電力事業」という3つの柱を持ち、バランスの良い事業構成が魅力的です。株式会社神戸製鋼所の詳細を知りたい方はこちら神戸製鋼所の会社概要や強みと取り扱い製品も紹介3.株式会社渡邊製作所引用元:株式会社渡邊製作所公式HP会社名株式会社渡邊製作所本社所在地〒959-1327新潟県加茂市千刈1-1-12電話番号0256-52-0897設立1978年8月事業内容金属熱処理総合メーカー公式サイトURLhttps://www.watanabe-lab.co.jp/株式会社渡邊製作所は、1978年に設立された新潟県加茂市に本社を置く金属熱処理の総合メーカーです。機械加工から組立まで一貫対応する体制を整え、鋳物や鍛造、ロストワックスなどの特殊材料の調達や表面処理にも独自のネットワークを活用して対応しています。小物から大物まで多品種小ロットでの生産が可能で、様々な部品を一括して依頼できる利便性が特徴です。同社の鋳物加工の強みは、材料調達から表面処理までの一貫生産体制にあります。鋳造、ロストワックス、鍛造などを行う協力企業とのネットワークを持ち、様々な材質の鋳物に対応可能です。これまでに約200種類、3,000件弱の鋳物加工実績があり、培ってきたノウハウを基に小ロットから大量生産まで柔軟に対応しています。最後に引用元:photoACオーエヌ工業株式会社は、1964年の創業以来、ステンレス製品の製造において業界をリードしてきた企業です。自社一貫生産による品質保証、多様な鋳造方法の提案力、そして圧力容器・配管部品における専門性を強みとし、ねじ込み継手、ステンレス鋳物、ナイスジョイントなどの高品質製品を提供しています。特にナイスジョイントは高い耐震性と施工の簡便さで評価され、多くの現場で使用されている製品です。一方で、鋳物の加工・鋳造は製品の用途や要求される品質によって最適な製造方法が異なるため、ニーズに合った企業を選定する事が重要です。本記事で紹介した企業はいずれも豊富な実績を持つ信頼できる企業なので、比較検討の際の参考にしましょう。この記事を読んだ方はこんな記事もご覧になっています。もしよければご覧ください。鋳物の切削加工は難しい?その理由に迫る!