新潟県三条市で、70年以上もの長きにわたって切削加工などを行っている株式会社後藤鉄工所は、特殊加工機を駆使した加工製品を取り扱っています。この記事では、株式会社後藤鉄工所の特長や対応する材質、加工方法などを詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。加工会社のパートナーを探しているのなら、ぜひ当メディアの情報を参考にしてください。株式会社後藤鉄工所の基本情報引用元:株式会社後藤鉄工公式HP会社名株式会社後藤鉄工所本社所在地〒955-0163新潟県三条市島潟127-1電話番号0256-46-2351設立1951年9月対応可能な加工法NC自動盤、ギヤ加工、研削加工など機器設備NC横フライス盤、NC旋盤、複合自動盤、円筒研削盤、テープ研磨機、ホブ盤、マシニングセンタ、NC転造盤、センタレス、ポリフィズマシン、平面研削盤、ブローチ盤、NC複合盤、NCキー溝盤主要製品ギアシャフト、偏心シャフト、ラックシャフト、転造シャフト、ブローチシャフトなど公式サイトURLhttps://goto-tec.co.jp/株式会社後藤鉄工所の特徴引用元:株式会社後藤鉄工公式HP株式会社後藤鉄工所の主力はシャフト加工です。シャフトはエンジンやモーターなどから発生した動力を機械の各部位に伝達するために使われる部品のこと。近年では、自動車はもちろん、ドローン、電気自動車、ロボットなどの新技術にも必要不可欠な部品です。後藤鉄工所では、基本的に設計図がなくても製作は可能ですが、より高品質なものを作りたいと希望するのであれば、ラフスケッチなどを用意したほうがいいでしょう。ただしその場合、製品の形状や寸法を正確に把握するために、見積りや制作に通常より時間がかかる場合があります。複雑な加工での標準的な納期は1.5か月くらい。急いで必要な場合には相談可能ということです。ロット対応については、標準ロットが50〜1,000個。10,000個以上やそれ以下の小ロットの場合でも相談次第で対応してくれるようです。シャフト加工の流れここからは、株式会社後藤鉄工所が行っているシャフト加工の一連の流れを紹介していきましょう。工程1. 材料切断図面に応じて適切な材種を選定して、材料を必要な長さに材料を切断します。鉄やステンレス、鋳物、銅、チタンなどの材質に合わせて丸ノコやバンドソーなどを使用。適切な加工条件で切断していきます。工程2. センタリング切断された材料の全長加工と加工基準となるセンターを加工します。センタリング自体は単純な作業ですが、全長の平面度やセンターの直角、同軸度を確保する必要があります。これがシャフト加工における加工精度を向上させます。工程3. 旋削加工センタリングで得られた基準をもとに旋削加工を行います。鉄、ステンレス、鋳物、銅、チタンなどの異なる材質に応じて、適切な工具や加工条件を選択。旋盤職人が加工を行います。加工が安定しないと、表面に「むしれ」や「びれ」と呼ばれる現象が生じて品質に影響を及ぼしてしまいます。工程4. 歯切加工ホブ盤やラック盤を駆使して、回転動力を伝達する歯車形状の加工を行います。高速回転や重荷重に対応するために、さまざまな形状に仕上げます。工程5. 熱処理金属に熱を加えて冷却して硬度を上げます。金属の種類や必要な強度に応じて「ずぶ焼入」「浸炭焼入」「高周波焼入」「窒化焼入」などの熱処理法を選択していきます。熱処理後には寸法の変化が生じるため「歪み取り」を行います。工程6. 研削加工熱処理後の製品の最終仕上げです。細かい部分の研削加工を行います。硬度が上がった金属を研削することで、より高い寸法精度を得ることができます。鋳造加工が得意なおすすめの加工会社3選引用元:photoACここまで創業70年を超える創業実績をもつ株式会社後藤鉄工所の特徴や強みについて紹介してきました。もちろん、こちらの会社以外にも加工会社は存在しています。ほかの会社とよく比較して依頼するかどうかを決定したいという方に、当サイトおすすめの加工会社を3社セレクトしてみました。1.株式会社須藤機械引用元:株式会社須藤機械公式HP会社名株式会社須藤機械所在地〒379-2203群馬県伊勢崎市曲沢町685-8電話番号0270-62-8288設立1949年2月対応可能な加工法アルミ(全材種対応可)、ダイカスト(普通、真空、スクイズ、PF)、砂型鋳造、金型鋳造、棒材、ブロック材など機器設備NC旋盤、立型マシニング、横型マシニング、5軸加工機など主要製品商用車、自動車、建機、半導体装置関連の油圧、空圧部品、医療関連、ぼうえい関連、ロボット、農機具関連などISO認証ISO9001、ISO14001、IATF16949公式サイトURLhttps://sudokikai.com/株式会社須藤機械は1946年の創業以来、加工業界の第一線を走り続けている会社です。主力は自動車やトラック、バスなどの輸送用機器に欠かせない保安部品の量産切削加工で、モットーは「信頼される製品づくり」。長年の経験と最新の設備を駆使して顧客の期待に最大限応えてくれます。さまざまな素材の加工にも対応しており、小ロット多品種にも対応可能。素材調達から後工程処理までの一貫体制も確立しており、自動車業界で培った品質管理能力にも定評があります。また、自社開発の生産管理システムを導入しており「定日納入率100%」「JIT(ジャストインタイム)生産」を実現しているのも大きな特長です。品質マネジメントシステムの国際規格である「ISO9001」の認証も取得済みです。最高品質の製品を提供してくれる加工会社を探しているのであれば、ぜひ株式会社須藤機械の公式HPをチェックしてください。信頼して鋳物加工をお任せできる株式会社須藤機械の公式HPはこちら!2.株式会社渡邊製作所引用元:株式会社渡邊製作所公式YouTube会社名株式会社渡邊製作所本社所在地〒959-1327新潟県加茂市千刈1-1-12千刈工場〒959-1327新潟県加茂市千刈3-102-1芝野工場〒959-1363新潟県加茂市芝野17-8設立1978年8月15日対応可能な加工法アルミ(全材種対応可)、ダイカスト(普通、真空、スクイズ、PF)、砂型鋳造、金型鋳造、棒材、ブロック材など機器設備NC旋盤、立型マシニング、横型マシニング、5軸加工機など主要製品商用車、自動車、建機、半導体装置関連の油圧、空圧部品、医療関連、ぼうえい関連、ロボット、農機具関連などISO認証ISO9001、ISO14001、IATF16949公式サイトURLhttps://www.watanabe-lab.co.jp/株式会社渡邊製作所は、新潟県加茂市に拠点を置く加工会社です。FMSや多面パレットプール仕様のマシニングセンタを導入して、多品種小ロットを実現。機械加工技能者とCAD/CAMの技術者の育成にも力を入れており、常に高品質な製品づくりを目指している会社でもあります。全製品にバーコードによる工程管理を導入しているので、リアルタイムな作業履歴の確認やデータの即時提出が可能です。組立品ではトレーサビリティシステムを構築し、アドレック社のデジプロマスターを活用しています。地元だけでなく幅広い取引先との関係を築き、高い信頼を得ている加工会社です。3.吉田工業株式会社引用元:吉田工業株式会社公式HP会社名吉田工業株式会社本社所在地〒384-2202長野県佐久市望月内匠2166番地1電話番号0267-53-2151佐久平プラント〒385-0021長野県佐久市長土呂793番地13設立1965年8月対応可能な加工法グラビティ鋳造、旋盤加工(チャッカー、バーフィーダー)、マシニング加工(3軸、5軸)、フライス、ねじ切り、タッピング、孔あけ、切断、平面研削、CMCセンタレス研削、ホーニング、放電加工など)機器設備3Dプリンタ、熱間湯口切り機、熱間湯口切断機、保持炉、CNC旋盤(チャッカーマシン)、バレル研磨機、パンチ式孔開け機、インサート圧入機、三次元測定器、CAD/CAMソフト主要製品産業部品(機械、OA機器など)、建機建機、自動車など公式サイトURLhttp://yoshidanet.com/吉田工業株式会社は、長野県佐久市にある製造業界で長年培った高度な技術力を持つ加工会社です。幅広い製品製造に対応できるだけでなく、3DCADを用いたモデリングとCAEによる解析を実施し、開発製品の納期短縮やコスト削減に積極的に取り組んでいます。特に、重力鋳造(グラビティ鋳造)法を用いたアルミ鋳物の製造に特化。オリジナルの鋳造機を60台保有しており、大量製造も可能です。自動車や二輪自動車、医療、建機、ロボットなど多岐にわたる事業領域において、確立されたプロセスに沿って高精度かつ高品質な製品を提供しています。最後に引用元:photoACここまでは、株式会社後藤鉄工所の会社概要や特長、強みなどについて詳しく紹介してきました。高品質のシャフト加工製品や、ラフスケッチから製品を作り上げてくれる柔軟な対応力に定評があります。創業70年を超えており、地元だけでなく大手企業からの発注実績をもつ、まさしくスペシャリストが集まった加工会社といえるでしょう。ぜひ、当記事で紹介したおすすめの会社と比較して、信頼のできる加工会社を見つけてみてください。